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2022.10.04
Four White Lights

Photo & Film Group Exhibition
“Four White Lights”
Hiroshi SUGANUMA, Yoichi WATANABE, Masaki SEKIGUCHI, Joe KOBASHI

日程: 2022年10月20日(木)~ 11月10日(木)11:00-19:00<月・休 *最終日~16時>
*イベント日の3日間のみ、11:00~16:30
会場: M16 Gallery  〒135-0041 東京都江東区冬木22-32 森芳ビル1階
Tel: 03 5621 9916
Web: http://www.m16-gallery.com

札幌会場(未定)
*札幌でも本展を開催予定です。詳細はFacebookにてお知らせいたします。
Facebook: https://www.facebook.com/FourWhiteLights

<内容>
雪山と滑る人を長年にわたり撮り続けてきた3人の写真家と1人の映像作家によるグループ展をM16 Galleryで開催します。
111年前に始まったとされるスキー写真の歴史を振り返ると、自然環境、滑る人の道具と衣服、それを撮影するための機材や手段に大きな変化が見られますが、「雪山を滑り、それを撮る」という行為は何一つ変わっていないと言えます。

”Four White Lights”と題した本展では、雪山の写真を中心に第一線で活躍し続ける写真家の菅沼 浩、渡辺洋一、小橋 城、日本における雪山の映像作品の第一人者・関口雅樹が4人で初めて開催する合同展となります。菅沼は40年以上立ち会ってきた膨大な撮影の傍に必ず存在している物語性を持った写真を、渡辺は世界各地で撮影した未発表を含む写真を、小橋は一年という季節を見つめることによってのみ写し出される写真を、そして関口は今年22年目を迎える《ebis films》の記録から3つの映像を本展に併せ制作、それぞれが展示、販売します。

「雪山を滑り、それを撮る」という行為の変わらなさとは裏腹に、雪の世界を伝え続けてきた雑誌をはじめとしたメディアは年々減少傾向を辿っています。一方、20年以上前から自らの力で写真集や映像作品の制作及び発表を始め、現代に適したカルチャー雑誌の発行や意欲的な展覧会を開催し続けているこの4人は今、何を考え、何を形にし、何を伝え残していこうとしているのか。4つの白い光が一つの結晶となって挑む本展にどうぞご期待ください。

 

<イベント>
*予約定員制(各回) _ 35名様(着席/先着)
*参加費 _ 1,000円(税込)
*ご予約は、M16 Gallery<Mail. yoshioka@zeus-gaia.com / Tel. 03 5621 9916>まで。

Vol.1 | オープニングトーク
日時: 10月22日(土)17:00~18:30
出演: 菅沼 浩 × 渡辺洋一 × 関口雅樹 × 小橋 城
司会: 藤木洋介

Vol.2 | 記録するということ
日時: 10月23日(日)17:00~18:30
出演: 渡辺洋一 × 関口雅樹
司会: 藤木洋介

Vol.3 | 表現するということ
日時: 11月3日(祝・木)17:00~18:30
出演: 菅沼 浩 × 小橋 城
司会: 藤木洋介

 

<作品集刊行のお知らせ>
タイトル: Four White Lights
写真: 菅沼 浩、渡辺洋一、小橋 城
映像: 関口雅樹
編集: 井上秀樹 | Monkeyworks
寄稿: 藤木洋介 | Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.
デザイン: 小島正継 | glaff
発行: Four White Lights
予価: 2,200円(税込)

 

<プロフィール>
菅沼 浩 | Hiroshi SUGANUMA  http://hiroshisuganuma.jp
写真家。1957年、東京都出身。20代でスキーフォトグラファーとしてキャリアをスタート。現在は湘南に拠点を置き、スノー&オーシャンスポーツを中心に撮影を続けている。人と自然が織りなす二度とない時間を求め、ライダーの自由なライディングを引き出しながら、自然の中で美しく調和する瞬間を写真に収めている。そのナチュラルでいて妥協のない撮影スタイルは、多くの被写体から支持され数々の専門誌の表紙や特集、カタログやポスターを飾ってきた。長年にわたって世界の雪山とビーチへの旅を繰り返していることは、自らが滑り手でサーファーであるということの証しでもある。写真展「立山 November」(キヤノンギャラリー銀座/2013年)開催。写真集”SHAPE OF SNOW”(Raid Works/2018)刊行。日本スポーツ写真協会理事、国際スポーツプレス協会会員、日本ライフセービング協会・オフィシャルカメラマン。

渡辺洋一 | Yoichi WATANABE  http://www.yoichiwatanabe.jp
写真家。1966年、埼玉県出身。北海道ニセコひらふ在住。1996年にニセコウパシプロダクションを設立。長いスキー経験を活かし、世界の雪山を旅して写真を制作。主な写真集に「雪山を滑る人」(実業之日本社/2009年)、「BROAD LEAF SNOW TREE」(マッチアンドカンパニー/2012年)、「雪 森」(UM/2020年)など。映像作品に「ruweシリーズ」(upas films/2001年、2003年、2005年)。代表的な写真展に「雪と太陽へ」(クレアーレ青山アートフォーラム/2008年)、「白い森」(BEAMS B GALLERY/2012年)、「後方羊蹄山を滑る」(小川原脩記念美術館/2014年)、「雪 森」(南魚沼市トミオカホワイト美術館/2020年)など。2015年より、スノーカルチャー・マガジン ”Stuben Magazine” の発行人として活動を続けている

関口雅樹 | Masaki SEKIGUCHI  http://www.ebisfilms.jp
映像作家。1968年、東京都出身。《ebis films》代表。2001年に《ebis films》を設立し映像の制作活動を始める。日本国内の他、カムチャッカ、クリル、アラスカ、グリーンランドなどへの遠征に同行しスキー、スノーボード、シーカヤック、クライミングなどを題材に作品を制作している。グリーンランドへの遠征を題材にした「presence: 40days in Greenland」や短編作品「Deep/Shinsetsu」は、<Banff Mountain Film Festival>、<Mountainfilm Telluride>をはじめとする国際的な山岳映画祭にて入賞、入選。主な作品に『icon』シリーズ (2001~2019)、『Persona』(2012)、『presence: 40 days in Greenland』(2007)、『deep/shinsetsu』(2009)、『die schwarze spur/The Black Line』(2012) などがある。

小橋 城 | Joe KOBASHI  http://joe-jk.com
写真家。1974年、東京都出身。写真家でもある父の背中を見て育ち、ニュージーランドでの語学留学を経て、日本写真芸術専門学校に入学。卒業と同時に、写真家・水谷章人に最後の弟子として師事。その後、フリーランスの写真家として活動を始める。スキーを中心に様々なスポーツなどを撮影し、雑誌や広告などで作品を発表。数年前よりフィギュアスケートやアウトドアスポーツなどの撮影を積極的に試みている。主な個展 に『FACE-the beginning 』(CAPSULE/2012)、『鍋倉の森』(CAPSULE/2018)、『鍋倉の森』(飯山市美術館/2020) など。主な書籍に『FACE』(桜花出版/2014)、『鍋倉の森』(私家版/2018)など。一般社団法人日本スポーツ写真協会協会員、国際スポーツプレス協会会員。

 

<協賛>
株式会社RCTジャパン
株式会社ゴールドウイン
有限会社フルマークス
アメアスポーツジャパン株式会社
八甲田環境企画株式会社
株式会社星野リゾート
白熊株式会社
コロンビアスポーツウェアジャパン株式会社
株式会社ロストアロー
MDVスポーツジャパン株式会社
白馬八方尾根開発株式会社
有限会社白樺
東急リゾーツ&ステイ株式会社
パタゴニア日本支社
株式会社エス・エム・ジェイ
株式会社シャレー志賀
株式会社ヴェクターグライドコーポレーション
株式会社スマイルリゾート
株式会社舞子リゾート
株式会社野沢温泉
有限会社福田屋商店
(順不同)

<協力>
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
EIZO株式会社

キュレーター: 藤木洋介 | Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.

2022.08.06
浅井健一 個展「Beauty of Decayed Trans Am – NAGOYA」

会期:2022年9月2日(金)〜 14日(水)12:00-19:00 <7日(水)・休>
場所:高山額縁店 納屋橋Komore
〒450-0003愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目1-17
TEL: 052-541-7813
HP: https://nayabashi-gakubuchi.jp/publics/index/18/

協力: 秦 義之
企画: Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.

 

内容

今年4月〜5月にかけて東京で開催した、ミュージシャン・浅井健一の4年ぶりとなる個展「Beauty of Decayed Trans Am」の巡回展を、地元の名古屋で開催します!

独特な色使いによるポップかつ繊細な世界が表現された新作をはじめ、これまでに描いてきた絵画やアートデザインと併せて多数展示、一部作品の販売を行います。また、展示作品の中から厳選して制作したジクレープリントをはじめ、作品集「Beauty of Decayed Trans Am」やオリジナルグッズも併せて販売します。 夢溢れる場面、ぶっ飛んだキャラクター達、美しすぎる景色、理想の車など、浅井健一の唯一無二の独特の世界が彩られた本展にどうぞご期待ください。会期中には、浅井健一の地元での個展開催を記念して、スペシャルイベントを連日開催します。こちらもどうぞお見逃しなく!!

*ジクレープリント・・・現代アートの新たな表現方法で、作家自身が監修を行なって紙に高精細で広色域な顔料によって刷る、高質感で原画以上に美しく表現される印刷技法です。

 

★名古屋限定!スペシャルイベントのお知らせ★

<Vol.1>「GALAXY HEAD MEETING」
個展会場で浅井健一と平野裕加里(元CBCアナウンサー)によるスペシャルトークを開催します。ご参加いただいたお客様もぜひトークにご参加ください。
絵の話はもちろん、世の中を、世界をもっと良くすることをテーマにトークします。
尚、トークライブの模様を収録してファンクラブラジオ「岬のレストラン」で放送を予定しています!

日時:9月2日(金)19時〜20時
参加条件:会場で作品集「Beauty of Decayed Trans Am」をご購入されたお客様限定
参加方法:先着予約制 *定員に達し次第、受付を終了します。
予約方法:高山額縁(052-541-7813)にお電話でご予約ください。

 

<Vol.2>「ペン画サイン会」
個展会場で作品集「Beauty of Decayed Trans Am」をご購入のお客様に、浅井健一がその場で作品集にペン画(5種類より選択)を描きます。この貴重な機会にぜひご参加ください!

日時:9月3日(土)13〜17時(最終受付17時)
参加条件:会場で作品集「Beauty of Decayed Trans Am」をご購入されたお客様限定
参加方法:先着順(予約不可)*作品集ご購入後にお一人ずつご案内いたします。
ペン画(5種類):①キャラクター ②猫 ③モーターサイクル ④スマイルマーク ⑤車
あなただけの世界に1つしかない絵をベンジーがその場で描きます。

*イベントへのご参加は、それぞれのイベント毎に作品集のご購入が条件となります。
*作品集は高山額縁でご購入いただいた方に限りますので、あらかじめご了承ください。

 

作品集販売のお知らせ(数量限定サイン入)

タイトル:「Beauty of Decayed Trans Am」
著者:浅井健一
デザイン:大箭亮二(Z&Z)
発行:SEXY STONES RECORDS
定価:5,500円(税込)

 

ジクレープリントの販売(Roll限定)

作品数:6作品(サイン入)
サイズ/エディション:A1変形/10
定価:170,000円(税込)

 

プロフィール

浅井健一(あさい・けんいち)/ ミュージシャン
1990年~2000年の10年間に渡る「BLANKEY JET CITY」としての活動後、自主レーベル「SEXY STONES RECORDS」を拠点にバンド「SHERBETS」やソロ名義での音楽活動を開始し、よりアーティスティックに世界を広げる。音楽だけでなく、詩や絵画の才能も注目を浴びており、2000年にCD付き作品集『SHERBET Street』を刊行後、絵本『TED TEX』をはじめ、2007年には自身の絵画作品の集大成といえる画集『Jet Milk Hill』を発表し、初の個展を行う。2016年には奇想天外なストーリーの漫画『FRED & SUSAN』を刊行。浅井健一のピュアな精神が表現された作品群は独特の美しさと優しさに溢れ、孤高のファンタジーとして世代や性別を超えて愛され続けている。https://www.sexystones.com

2022.07.08
公文健太郎 写真展「眠る島 – THE SLEEPING ISLAND」

日程 : 2022年7月19日(火)~ 31日(日)11:00-20:00<会期中無休>
会場 : Spiral Garden(Spiral 1F)
住所 : 東京都港区南青山5-6-23
Website : https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-garden/kentaro-kumon-the-sleeping-island

主催 : Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.
問合せ先 : Tel: 080 4339 4949 / Mail: info@yf-vg.com

協力 : Kehrer Veriag Heidelberg、株式会社てしま企画、KLEE INC PARIS TOKYO

写真家・公文健太郎の写真展をSpiral Gardenにて開催いたします。一年/365日のうち約300日を旅して国内の様々な風景や人々を撮り続けている彼が、2021年3月~9月にかけて香川県丸亀市の離島《手島》を撮影した作品が、写真集“THE SLEEPING ISLAND”としてドイツの出版社<Kehrer>より刊行されます。本展では写真集の刊行を記念し、本作より写真を厳選し展示、販売します。

現在、人口僅か十数人の島民が暮らす瀬戸内海の東に浮かぶ離島《手島》は、観光地として無名ではあるものの、その歴史を紐解くと特に操船や造船技術において重要な役割を果たしてきた島の一つとして伝えられてきました。しかし、江戸時代の初期~中期に栄えたこの島も今はかつての面影はなく、人口の減少とともに衰退の一途をたどっています。

この静謐な《手島》の印象から『眠る島』と題された本作は、伸び伸びと育つ島の豊かな風土とその中で日々暮らしてきた住人が、停止することなく、静かにゆっくりと、そして深く呼吸し続けてきたからこそ継がれてきた原風景を、公文健太郎が真っ直ぐに写し出しています。その光景は、決して後退しているのではなく、むしろ《手島》自らが原来の姿へと還っていくことを選び、人間もそれを望み受け入れているかのように見えます。

今日、生きるということはどういうことなのか。本作を通して《手島》という一つの離島に息づく自然と人間の生命の姿形、美しさに触れていただく機会になれば幸いです。

 

「今、手島に暮らすのは十数人の島民のみとなった。手島の眠りを妨げることなく、その静かな寝息に聞き耳をたてることは、島国日本の今に向き合うことにも繋がるように思う。  ― 公文健太郎(写真集「眠る島」より)

 

《写真家・在廊日》
7月19日(月)、23日(土)、24日(日)、31日(日)

 

《写真集(本展先行販売)
タイトル : THE SLEEPING ISLAND
写真・文 : 公文健太郎
寄稿 : Matthias Harder
デザイン : Nick Antonich(Kehrer Design)
判型 : 288×240mm / ハードカバー
ページ数 : 96ページ
予価 : 8,000円(税別)
発行 : Kehrer Veriag Heidelberg

 

《関連イベント》
Spiral Café × てのしま コラボレーション限定メニュー販売
期間限定で日本料理「てのしま」店主・林 亮平が、会場内<Spiral Café>にて瀬戸内の食材を使用したコラボレーション料理をご提供いたします。

トークショー Vol.1.
日時 : 7月19日(火)18:00~19:00
出演 : 公文健太郎(写真家)、林 亮平(料理人)、藤木洋介(キュレーター)

トークショーVol.2
日時 : 7月23日(土)18:00~19:00
出演 : 公文健太郎(写真家)、太田菜穂子(キュレーター)、藤木洋介(キュレーター)

トークショーVol.3
日時 : 7月24日(日)18:00~19:00
出演 : 公文健太郎(写真家)、速水惟広(編集者)、藤木洋介(キュレーター)

*トークショーの定員は先着順(着席30名様)となります。
*ご予約は<info@yf-vg.com>までメールにてご予約ください。
*ご予約の際は、件名に「ご希望の回」をご記載いただき、 「お名前」「お電話番号」「人数」を本文に記載して送信してください。

 

《プロフィール

公文健太郎 | Kentaro KUMON
写真家。1981年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人のつながりを考える『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った『光の地形』などを発表。2012年『ゴマの洋品店』で日本写真協会賞新人賞受賞。 http://www.k-kumon.net

主な写真展
2004年1月  写真展「幸せと幸せの間に」世田谷文化情報センター生活工房
2009年7月  写真展「グラフィッチ」EMON PHOTO GALLERY
2010年11月  写真展「BANEPA」72GALLERY
2011年  写真展「ゴマの洋品店」全国キヤノンギャラリー巡回
2012年12月  写真展「March 2011, Rio de Janeiro」ブラジル大使館
2014年1月  写真展「FÓOTKAT」ハッセルブラッドジャパンギャラリー
2016年8月-10月  写真展「耕す人」キヤノンギャラリーS
2018年1月-4月  展覧会「眠れる慈悲」ESPACE KUU 空(大正大学)
2019年1月-2月  写真展「地が紡ぐ」EMON PHOTO GALLERY
2019年9月-10月  写真展「川のある処」Jam Photo Gallery
2019年9月-10月  写真展「暦川」キヤノンギャラリー銀座・大阪
2020年6月  写真展「土よ、光よ」MYDギャラリー
2021年9月-10月  写真展「光の地形」SLOPE GALLERY

主な写真集
写真集『大地の花』 – ネパール 人々のくらしと祈り -(2006/東方出版)
写真絵本『だいすきなもの』 – ネパール・チャウコット村の子どもたち -(2007/偕成社)
写真集『BANEPA』 – ネパール 邂逅の街 -(2010/青弓社)
フォトエッセイ『ゴマの洋品店』 – ネパール・バネパの街から -(2010/偕成社)
写真絵本『世界のともだち – ネパール -』(2014/偕成社)
写真集『耕す人』(2016/平凡社)
写真集『英さんのバラ-愛され続けた家と庭-』(2017/伊勢工房)
写真集『地が紡ぐ』(2019/冬青社)
写真集『暦川』(2019/平凡社)
写真集『光の地形』(2020年/平凡社)
写真集『THE SLEEPING ISLAND』(2022/Kehrer)

 

林 亮平 | Ryohei HAYASHI
1976年、香川県丸亀市生まれ、岡山県玉野市育ち。立命館大学卒業後、株式会社菊の井に入社。2011年に上海万博にて料亭紫料理長赴任、2011年に菊乃井本店副料理長就任、2015年に菊乃井赤坂店渉外料理長就任。菊乃井主人村田吉弘氏に師事し、シンガポールエアライン機内食の開発や、JR西日本瑞風のメニュー開発、国際会議や首相官邸での晩餐会の料理も担当する。17カ国以上で和食普及のためのイベントに携わる。また、日本料理を学びたい外国人のための制度作りに京都府と共に尽力した。日本料理アカデミー正会員、食文化ルネッサンスメンバー、Chefs For The Blueメンバー。

2022.02.01
特別展 野村佐紀子 写真展 「海」


会期
: 2022年2月11日(金・祝)〜 3月27日(日)

会場 : 下関市立美術館(山口県下関市長府黒門東町1-1)

開館時間 : 午前9時30分−午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日 : 月曜日(*3月21日(月・祝)は開館)

観覧料 : 一般/1,200円(960円)_ 大学生/960円(760円)

*( )内は20名以上の団体料金
*18歳以下、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に在学の生徒は無料。
*下関市内在住の65歳以上は半額。

主催者 : 下関市立美術館/毎日新聞社/tysテレビ山口
ゲスト・キュレーター : 藤木洋介(Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.)
助成 : 芸術文化振興基金
協賛 : やまぐち文化プログラム/山口県立下関南高等学校翠ヶ丘同窓会
協力 : 九州産業大学 芸術学部/(株)写真弘社/山口県立下関南高等学校/山口県立下関南高等学校S61同期会

 

開催概要

写真家・野村佐紀子の特別展を開催します。野村佐紀子は、下関市生まれの写真家です。九州産業大学芸術学部写真学科を卒業後、写真家・荒木経惟に師事。93 年以降30 年近くにわたり、写真集や展覧会での作品発表を続けてきました。彼女の代名詞とも言えるのが学生時代から撮り続けている男性ヌード。緊張感と親密さが混在する作品が、国内外で高い評価を受けてきました。ふるさと下関で初の本格的な個展となる本展「海」は、初期から現在にいたる約150点の作品で、写真家・野村佐紀子の世界をご紹介していきます。

 

野村佐紀子(のむら・さきこ)/ 写真家

1967 年山口県下関市生まれ。九州産業大学芸術学部写真学科卒業。91年より荒木経惟に師事。主に男性の裸体を中心とした湿度のある独特な作品世界を探究し続ける。93年より東京を中心に国内外で精力的に個展、グループ展をおこなう。主な写真集に「裸ノ時間」(平凡社)、「闇の音」 (山口県立美術館)、「黒猫」(Taka Ishii Gallery)、「夜間飛行」(リトルモア) 、「NUDE/ A ROOM/ FLOWERS」(MATCH and company)、「TAMANO」(libroarte)、「愛について」(ASAMI OKADA PUBLISHING)、「春の運命」(AKIO NAGASAWA PUBLISHING)などがある。http://sakikonomura.com

 

アーティスト・トーク

長年追い続けるテーマ、ふるさと下関に寄せる想いとは――。
写真家・野村佐紀子を突き動かすものに迫ります。

日時 : 2022年2月11日(金・祝)午後1時30分〜(約1時間30分)
会場 : 下関市立美術館 講堂
出演 : 野村佐紀子(写真家)、藤木洋介(本展 ゲスト・キュレーター)
料金 : 無料(ただし、当日の特別展観覧受付が必要です)
定員 : 30名(先着順・要事前申込)*定員に達したため、受付を終了しました。

 

田中慎弥 × 野村佐紀子 対談イベント

芥川賞作家・田中慎弥を迎えての対談。
共に下関に生まれ育ち、現在は制作の拠点を東京におく二人が、
互いの創作について縦横無尽に語ります。

日時 : 2022年3月5日(土)午後6時00分〜(約1時間30分)
会場 : 下関市立美術館 光庭
出演 : 野村佐紀子(写真家)、田中慎弥(小説家)
料金 : 5,000円(特別展観覧券+図録一冊付き)
定員 : 40名(抽選・2月18日(必着)までに要申込)

 

講演会「野村佐紀子の写真について」

日時 : 2022年3月13日(日)午後1時30分〜(約1時間30分)
会場 : 下関市立美術館 講堂
出演 : 河野通孝(山口県立美術館 副館長兼学芸課長)
料金 : 無料(ただし、当日の特別展観覧受付が必要です)
定員 : 30名(先着順・要事前申込)

*各イベントのお申し込みは、下関市立美術館にお問い合わせください。

 

アクセス: http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/bijutsu/access.html
お問合せ: 下関市立美術館  083-245-4131

2022.01.27
Bed ‘n’ Roll

 

Bed ‘n’ Roll

 

Rollで展覧会を開催するアーティストとベッドの中で言葉を回す ”ベッド&ロール”。
キュレーターの藤木洋介がアーティストの他に様々なゲストをお招きし、
アートについて、お金について、未来について、多角的な話を展開していきます。

“Bed ‘n’ Roll”の記念すべき第一回目のトークは、
現在、Rollで開催中の 十一  展覧会 「象になった夢を見た。」について、
アーティストの十一と、デザイナーの吉田ナオヤとの鼎談となります。

 

Bed ‘n’ Roll  Vol.01 / 全編
https://youtu.be/KjpkHKHwr5U

 

<プロフィール>

十一 | Too Hajimu
日本画家。ノンジャンルな日本画の手法を駆使する孤高の画家。
http://toohajimu.com/

吉田ナオヤ | Naoya Yoshida
グラフィックデザイナー、アートディレクター。新潟県生まれ。東京在住。
中央大学商学部(マーケティング専攻)卒業後、デザインプロダクション数社を経て、
2013年に独立。2019年、株式会社ヒバを設立。不ラフィックデザイナーとして活動
する他、アーティストとしても活動している。https://www.hiba.jp

藤木洋介 | Yosuke Fujiki
1978年、広島市生まれ。<Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.>代表。
キュレーターとして国内外の美術館やギャラリー等、様々なジャンルの
アーティストの展覧会企画を行う傍ら、地震が運営するアートギャラリー
“Roll”にて年間12〜15の企画展を開催している。https://yf-vg.com

 

Roll
2021年7月に飯田橋にオープンしたアートギャラリー。
https://yf-vg.com/roll.html

十一  展覧会 「象になった夢を見た。」
2022.01.14 fri – 02.05 sat  13:00-19:00 / Closed on Mondays.

会場: CONVOY https://convoy.studio
企画・制作: GRACABI inc. https://www.gracabi.com
2021.11.25
渡辺洋一 写真展 『雪 森 – The Essence of the Winter Forest, Tokyo』

会期:  2021年12月2日(木)~ 12月25日(土) 13:00ー18:00 (日・月休)

*12月5日(日)は営業いたします。

場所: SLOPE GALLERY  〒 150-0001 東京都渋谷区神宮前2-4-11 1F

TEL: 03-3405-0604

HP  https://www.live-art-books.jp/slopegallery/

 

内容:

写真家・渡辺洋一の写真展を開催します。北海道倶知安町に移住して今年で25年になる渡辺洋一は、20代半ばからニセコを拠点に、世界の名だたる雪山をスキーで滑りながら写真を撮ってきました。近年では日本の自然環境の素晴らしさを再確認し、自身が中心となって刊行しているスノーカルチャーマガジン<Stuben Magazine>をはじめ、展覧会や講演会等、様々な活動を通して雪国の暮らしの豊かさや自然の魅力を伝え続けています。

『雪 森 – The Essence of the Winter Forest, Tokyo』と題した本展は、2020年2月に刊行された同タイトルの写真集の刊行に併せて開催する写真展です。2020年12月の南魚沼市トミオカホワイト美術館(新潟)での展覧会を皮切りに、地元ニセコのGENTEM CAFE & GALLERYで9月に開催した写真展に続く巡回展で、東京では最初の発表となります。本作『雪 森』より作品を厳選し展示、販売します。渡辺洋一の世界にどうぞご期待ください。

 

写真集販売のお知らせ

タイトル: 『雪 森 – The Essence of the Winter Forest』
著者: 渡辺洋一
デザイン: 町口 覚
頁数: 120頁、掲載作品72点、1000部限定
製本: ハードカバー、ケース
発行: UM(upas production、bookshop M)
定価: 10,000円(税別) *会場ではサイン入りをご用意しています。

 

渡辺洋一の在廊日

日時: 12月2日(木)、3日(金)、4日(土)、5日(日)
*在廊時間はSLOPE GALLERYまでお問い合わせください。

 

トークショーのお知らせ

日時: 12月3日(金) 20:00~21:00
会場: SLOPE GALLERY
予約定員制: 20名様(着席) / 参加費: 1,000円
出演: 渡辺洋一(写真家)、藤木洋介(キュレーター)
*ご予約はSLOPE GALLERYまでお電話ください。

 

プロフィール

渡辺洋一(わたなべ・よういち) / 写真家
1966年、埼玉県出身。92年に北海道へ移住し、94年に写真撮影を始める。96年に北海道虻田郡倶知安町にてニセコウパシプロダクション設立。ニセコエリアで創作活動を続けている。

<展覧会>

2004年 「パウダースキーインスピレーション」 北海道札幌
2008年 「雪と太陽へ」 クレアーレ青山アートフォーラム/東京
後志振興局 道民ホール/北海道倶知安町
2012年 「白い森」 BEAMS B GALLERY/東京、小川原脩記念美術館ロビー/北海道倶知安町
2013年 「後方羊蹄山を滑る」 CAPSULEギャラリー/東京
2014年  共同展「表出する写真、北海道」展 札幌国際芸術祭連携事業
コンチネンタルギャラリー/北海道札幌
「渡辺洋一写真展-後方羊蹄山を滑る-」 小川原脩記念美術館/北海道倶知安町
2018年 「The Forest of Niseko」 TO OV cafe/gallery/北海道札幌
2020年 「雪 森」 札幌グランドホテルグランビスタギャラリー/北海道札幌
2021年  「雪 森」 南魚沼市トミオカホワイト美術館/新潟県南魚沼市
「雪 森」 GENTEM CAFE and GALLERY/北海道ニセコ

<写真集>

2006年 『NISEKO POWDER』 須田製版
2009年 『雪山を滑る人』 実業之日本社
2011年 『THE FIRST TRACK』 ブエノブックス(共著)
2012年 『BROAD LEAF SNOW TREE』 マッチ&カンパニー
2015年  スノカルチャーマガジン『Stuben Magazine』 Upas Production。2020年までに5号を刊行。
2020年 『雪森-The Essence of the Winter Forest-』 UM label

 

2021.11.20
本編 – 叢 展 “右脳へのアプローチ、左脳へのアプローチ”

会期: 2021年10月29日(金)〜 11月20日(土) 13:00-18:00 *2つの会場の定休日が異なります。

好評につき、11月27日(土)まで会期延長になりました。

会場1: Qusamura Tokyo / 東京都世田谷区代田4-3-12 / Tel. 03-6379-3308
営業時間: 13:00ー18:00(定休日: 火・水・木) / URL: http://qusamura.com

会場2: SLOPE GALLERY / 東京都渋谷区神宮前2-4-11 1F / Tel. 03-3405-0604
営業時間: 13:00ー18:00(定休日: 日・月) / URL: https://www.buenobooks.com/slopegallery

“いい顔してる植物”をコンセプトに独自の美しさを提案する植物屋・叢(くさむら)。昨年夏に序章展としてSLOPE GALLERYで開催した同タイトルの本編となる展覧会を、Qusamura TokyoとSLOPE GALLERYの2会場で開催します。本展では、人間の脳の機能として一般的に語られる右脳と左脳の違いをテーマに、叢の店主・小田康平によって選別された右脳的な植物と左脳的な植物を厳選し、各会場で右脳と左脳の2つに植物を分けて展示、販売します。

現在の脳科学の分野では、右脳は想像的であり左脳は論理的であるとされ、私たち一人ひとりの個性もそのことが大きく関係しているかもしれません。そしてそれは、人間だけでなく、もしかすると植物一つひとつにも言えることなのか?右脳的な植物と左脳的な植物というものが存在するのか?そんな小田の疑問と興味から、個性的な叢の植物たちを小田(の右脳と左脳)によってそれぞれ分けてみるといった実験的な展覧会となります。どうぞご期待ください。

 

*2会場を訪れて植物をご購入くださったお客様には、Qusamura Tokyoで使用できるクーポン券を差し上げます。
(クーポン券は、本展会期後よりご利用になれます)
*各会場で来場証明書を配布いたしますので、各会場への来場時にご提示ください。

 

プロフィール

叢(くさむら)

“いい顔してる植物”をコンセプトに、店主の小田康平が日本中を旅して集めた個性あふれる植物を、その個体の特徴を引き出す器とあわせて提案する植物屋。店名は、店主が植物を見つける場所を叢と呼んでいたことから名付けられた。普通の人にとってはただの草の群がりに見える場所に、個性ある美しさが眠っていることがある。『Qusamura』の“Q”は、「Question」からとったもの。個性的な叢の植物たちに出合ったとき「これ、なに?」と、はじめに不思議を感じ、「?」から叢の世界観に入ってほしいという願いを込めている。http://qusamura.com

 

小田康平(おだ・こうへい)

1976年、広島生まれ。世界中を旅する暮らしをしていた20代の頃、旅先で訪れたパリで、フラワーアーティストがセレクトショップの空間演出を手掛ける様子に感動。帰国後、生花と観葉植物による空間デザインに取り組むようになる。数年が経ち、画一的な花や植物での表現に限界を感じ始めていた頃、ある世界的アートコレクターと出会い、納品後に傷ついた植物を見て発した彼の一言、「闘う植物は美しい」に衝撃を受ける。以来、植物選びの基準を、整った美しさから、『いい顔』をしているかどうかに変える。独自の視点で植物を捉え、美しさを見出した一点物の植物を扱うことを決心し、2012年、独自の美しさを提案する植物屋「叢 – Qusamura」を広島にオープンした。

2021.09.14
笠井爾示 写真展 『天使が踊る場所で − “Myself, existing where angels dance”』

会期: 2021年11月6日(土)〜 14日(日)15〜20時(最終入場19時30分)

会場: 天使館  / 東京都国分寺市西元町3-27-9(国分寺駅南口より徒歩15分)

入場料: 500円(税込)

問合せ先: Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.(Tel: 080 4339 4949 / Mail: info@yf-vg.com

内容:

写真家・笠井爾示の写真展を開催します。『天使が踊る場所で − “Myself, existing where angels dance”』と題した本展では、笠井爾示が思春期にあたる10歳から18歳の8年間を過ごしたシュトゥットガルト(ドイツ南⻄部の国際都市)に35年ぶりに家族で訪れた際に、母・笠井久子を撮影した136枚の写真の中から厳選し展示、展示します。

幼少期を東京で過ごした写真家の笠井爾⽰は、1980 年 4 ⽉に、⽗・叡(あきら/舞踏家)、⺟・久⼦(ひさこ/プロデューサー)、次男・禮⽰(れいじ/オイリュトミスト)、三男・瑞丈(みつたけ/舞踏家)の家族 5 ⼈でドイツに移住しました。 4年後14歳になった時、家族から離れ、単身シュトゥットガルト郊外フィルダーシュタット在住のドイツ人家庭の半地下の一室に移り、そこから高校に通い始めます。85年3月に叡と瑞丈が、翌年に久子と禮示が帰国した後も、88年4月の高校卒業までドイツに留まり、1人で過ごしました。10代の思春期に、ドイツ語も流暢に話せない彼が孤独に打ち勝ちながら異国の地で⽣きたことは、その後の⼈⽣に多⼤な影響を与えたことは想像に難くありません。

帰国後の91 年、⼤学で写真表現の⾯⽩さを発⾒し、写真家の道を歩んでいくことを選びます。 その頃、⽗は舞踏の世界で活躍し続け、⼆⼈の弟も⽗の背中を追うように⾝体表現を学ぶようになりますが、⺟はドイツに移住する前から患っていたリウマチが徐々に悪化していきます。その母の姿を間近で見ていた笠井は、いつか⼀⼈の⼥性として母の姿を写真に収めたいと思うようになります。

2019年の夏、約 40 年前に家族 で暮らしたドイツ、⼀⼈で過ごしたあのシュトゥットガルトに家族を連れて行くことを決めた笠井は、家族で過ごした朧げな時間や記憶、⼀⼈で過ごした数々の思い出をもう⼀度確認したい、そういう気持ちもあったのではないかと想像しますが、その⽬的はただ一つ、⺟を撮ることでした。写真を始めたあの⽇から⼼の奥に秘めてきた〝⺟を写真に撮る〟という強い想いを胸に、遠い昔に確かに⽣きていたシュトゥットガルトを巡りながら 12 ⽇間(2019年7⽉29⽇から8⽉9⽇)で撮影した写真を、父が設立し今年50周年を迎える舞踏の稽古場<天使館>で、初めに発表します。まるで人の一生を見ているような、そんな普遍的な写真の束として、本作は鑑賞者の生に触れることでしょう。会期中にはイベントも多数開催します。この貴重な機会にぜひご来場ください。

 

 

『これはダイアリーに過ぎない。けれど、超ダイアリーである。』   ー 笠井爾示

 

 

イベントのお知らせ各イベント 定員: 20名 ※定員に達し次第、締め切らせていただきます)

Vol.1 / トーク(日時:11月6日(土)18:00〜(開場:17:30) / 料金:1,000円)
出演 トーク : 笠井爾示(写真家)、中田耕市(金沢21世紀美術館・学芸員)、藤木洋介(キュレーター)

Vol.2 / ダンス(日時:11月7日(日)18:00〜(開場:17:30) / 料金:1,000円)
出演 笠井瑞丈(舞踏家)、上村なおか(ダンサー)
*Vol.2は定員に達したため、受付を終了いたしました。

Vol.3 / オイリュトミー(日時:11月13日(土)18:00〜(開場:17:30) / 料金:1,000円)
出演 オイリュトミー : 笠井禮⽰(オイリュトミスト)、浅見裕子(ダンサー、オイリュトミスト)
*Vol.3は定員に達したため、受付は終了いたしました。

Vol.4 / 舞踏 トーク(日時:11月14日(日)17:00〜(開場:16:30) / 料金:1,000円)
出演 舞踏 : 笠井 叡(舞踏家)
トーク : 笠井爾示(写真家)、笠井久子(プロデューサー)、藤木洋介(キュレーター)
*Vol.4は定員に達したため、受付は終了いたしました。

*イベントのご予約は、メールまたはお電話で承ります。(藤木洋介宛 / Mail: info@yf-vg.com / Tel: 080-4339-4949)
*メールの件名に「笠井爾示 写真展 イベント予約」と明記し、ご希望のイベント名・お名前・電話番号を記載して送信ください。
*各イベントの料金 / 1,000円(税込)は、入場料 / 500円(税込)が含まれております。
*ご入場の際は、マスクの着用をお願いいたします。

 

プロフィール

笠井爾⽰(かさい・ちかし) 

1970 年⽣まれ、写真家。1996 年初個展「Tokyo Dance」(タカ・イシイギャラリー)を開催。翌年、同名の初作品集「Tokyo Dance」(新潮社/1997)を出版。以降エディトリアル、CD ジャケットやグラビア写真集を⼿がけ、⾃⾝の作品集を多数出版。主な作品集に「Danse Double」(フォトプラネット/1997)、「波珠」(⻘幻舎/2001)、「KARTE」(Noyuk/2010)、「東京の恋⼈」(⽞光社/2017)、「となりの川上さん」(⽞光社/2017)、「七菜乃と湖」(リブロアルテ/2019)、「トーキョーダイアリー」(⽞光社/2019)、「BUTTER」(⽞光社/2019)がある。2020 年 2 ⽉に 10 作⽬となる作品集「⽺⽔にみる光」(リブロアルテ)を発売。

 

天使館(てんしかん)

天使館は笠井叡によって1971年の春に設立されました。名前の由来はローマにある有名な城“天使城”(サンタンジェロ)。空を飛ぶ天使からもらったわけではありません。この天使城はローマの歴史の中では二つの役割をもっていました。ひとつは牢獄として長く使用されたこと、もうひとつはその後マニエリスム絵画の収集の宝庫となったことです。マニエリスム絵画とはルネ・ホッケが名著『迷宮としての世界』の中で述べているように、中味・本質が見えなくなるほどに技術が前面におし出された絵画のことです。というわけで天使館は人間が天使に進化することをもくろむ場所ではなく、人間の身体にアプローチしていくための技術を研究するセンターです。

 

展示協力

天使館
中田耕市(金沢21世紀美術館 学芸員)
Daniel Yamada
大平一枝
株式会社 誠晃印刷
KATT inc
MATCH and Company Co., Ltd.
Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.

2021.09.09
公文健太郎 写真展 『光の地形 ー Imaginary journey』

 

タイトル: 公文健太郎 写真展 『光の地形 ー Imaginary journey』

会期: 2021年9月23日(祝・水)〜 10月17日(日) 13:00ー18:00(日・月休み)*最終日の日曜はオープン

場所: SLOPE GALLERY  〒 150-0001 東京都渋谷区神宮前2-4-11 1F

TEL: 03-3405-0604

HP: https://www.live-art-books.jp/slopegallery

 

 

内容:

写真家・公文健太郎の約1年ぶりとなる写真展を開催します。本展では、2020年12月に刊行された最新の写真集『光の地形』より、作品を厳選し展示、販売いたします。

海に囲まれた島国としての日本の半島をテーマに、これまでにいろんな場所を訪れては様々な被写体と向き合いながら、その一枚一枚を大切に撮影してきた公文健太郎。日々の経験が育んでいった独自の視点と感覚によって、目の前に現れる世界を真っ直ぐに切り取って編んだ本作は、現在移動することが困難になっているからこそ感じられる、旅をすることの豊さや出会うことの面白さを、今改めて私たちに想起させてくれます。

昨今、自然と社会は確実に変化を遂げていますが、果たして私たち一人ひとりが持っている心象風景も同様に変わり続けてゆくものなのでしょうか?本作の写真には変化の波に揺られながらも、変わらず失われることのない美しい情景が確かに存在しています。本展で発表する公文健太郎の写真を通して、様々な顔を持つ日本の半島を巡りながら、想像の旅を楽しんでいただければと思います。

 

写真集販売のお知らせ

タイトル: 光の地形
著者: 公文健太郎
発行: 平凡社(2020年12月発行)
定価: 5,800円(税別)*会場ではサイン入りをご用意しています。

 

プロフィール

公文健太郎(くもん・けんたろう) / 写真家。1981年生まれ。 http://www.k-kumon.net

ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。近年は日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人のつながりを考える『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った『光の地形』などを発表。

主な写真展
2004年1月 写真展「幸せと幸せの間に」世田谷文化情報センター生活工房
2006年11月 写真展「大地の花」みなと町神戸メリケン画廊
2009年7月 写真展「グラフィッチ」EMON PHOTO GALLERY
2010年11月 写真展「BANEPA」72GALLERY
2011年1月 写真展「BANEPA」EMON PHOTO GALLERY
2011年 写真展「ゴマの洋品店」全国キヤノンギャラリー巡回
2011年12月 グループ展「PORTRAIT」EMON PHOTO GALLERY
2012年12月写真展「March 2011, Rio de Janeiro」ブラジル大使館
2014年1月写真展「FÓOTKAT」ハッセルブラッドジャパンギャラリー
2016年8月-10月写真展「耕す人」キヤノンギャラリーS
2016年10月-12月 グループ展「EOS5D特別企画展」全国キヤノンギャラリー
2016年11月-2017年3月 写真展「耕す人」Photo Gallery blue hole
2017年1月 写真展「耕す人」アイデムフォトギャラリーシリウス
2017年7月 写真展「英さんのバラ-愛され続けた家と庭-」ピクトリコショップアンドギャラリー
2018年1月-4月 展覧会「眠れる慈悲」ESPACE KUU 空(大正大学)
2019年1月-2月 写真展「地が紡ぐ」EMON PHOTO GALLER
2019年9月-10月 写真展「川のある処」Jam Photo Gallery
2019年9月-10月 写真展「暦川」キヤノンギャラリー銀座・大阪
2020年6月 写真展「土よ、光よ」MYDギャラリー
2020年12月 写真展「耕す人」日本橋高島屋

主な写真集
写真集『大地の花』 – ネパール 人々のくらしと祈り – (2006/東方出版)
写真絵本『だいすきなもの』 – ネパール・チャウコット村の子どもたち – (2007/偕成社)
写真集『BANEPA』 – ネパール 邂逅の街 – (2010/青弓社)
フォトエッセイ『ゴマの洋品店』 – ネパール・バネパの街から – (2010/偕成社)
写真絵本『世界のともだち – ネパール -』(2014/偕成社)
写真集『耕す人』(2016/平凡社)
写真集『英さんのバラ-愛され続けた家と庭-』(2017/伊勢工房)
写真集『地が紡ぐ』(2019/冬青社)
写真集『暦川』(2019/平凡社)
写真集『光の地形』(2020年/平凡社)

2021.02.24
menewal edition zero

会場: 宮島 大聖堂(〒739-0592 広島県廿日市市宮島町210)

日時: 2021年2月20日(土)〜 23日(祝・火)

特設サイト: https://www.menewal.com/ *現地観覧は、予約制となります。

展示作品: 「Three」河村康輔、「decode」COSMIC LAB + JEMAPUR

主催: menewal プロジェクト実行委員会

協力: 広島県廿日市市、一般社団法人宮島観光協会、株式会社Nakagami Laboratory、株式会社epigram、ARCHI HATCH 株式会社、NON、株式会社Yosuke Fujiki Van Gogh

 

内容:

アートとファッションを媒介に地域の暦洲文化を再解釈し、新しい魅力として表現する“menewalプロジェクト”(ミニューアルプロジェクト)実行委員会は、広島県の宮島にある寺院で最古の歴史を持つ大聖堂をテーマに、三組の気鋭のアーティストが制作した作品の展示(オフライン)とオンライン展示の双方で体験できるイベント『menewal edition zero』を開催します。

展示会場となる大聖堂は宮島の名刹。弥山にある1200年以上燃え続ける霊火や全国唯一の鬼神「三鬼大権現」が存在し、宮島の歴史を語る上で欠かせない数多の物語を有します。その1200年に及ぶ歴史文化を、広島出身のアーティストの河村康輔によるコラージュアートと、映像クリエーター集団のCOSMIC LAB、サウンド・デザイナーのJEMAPURによるオーディオヴィジュアルアート作品として表現。大聖堂の静謐な空間に展示されたアートを鑑賞することで、時空を超えた新しい“宮島”の魅力を体感することができます。また、特設ウェブサイトでは大聖堂での展示を360°VRで公開することで、オンラインでもその場へ訪れたような臨場感を堪能いただけます。あわせて、会場で河村康輔のコラージュアートTシャツやイベントオリジナルグッズも発売。体感型イベントの感動を持ち帰っていただけます。

また本イベントは、ウィズ / アフターコロナにおける新しい観光誘客の取り組みとして、ハイブリッドなイベントを提案するとともに、新たな切り口により観光地の魅力を国内外に発信することで、再び賑わいを取り戻すことに貢献することを目的に実施します。“宮島”という世界有数の観光地を舞台にした新しいアートプロジェクトであり、新しい観光誘客施策である本イベントをぜひこの機会にお楽しみください。

 

プロフィール:

【河村康輔(かわむら・こうすけ)】

コラージュアーティスト、グラフィックデザイナー、アートディレクター。様々なアーティストとのコラボレーションや国内外での個展、グループ展に多数参加するほか、多数のアパレルブランドにグラフィックを提供、コラボレーションTシャツを制作している。代表的な仕事に、2012年「大友克洋GENGA展」メインヴィジュアル 制作・グッズデザイン、2017年「INSIDE BABEL」(ブリューゲル「バベルの塔」展 大友克洋との共作)。渋谷PARCOアートウォール企画「AD 2019」(大友克洋とのAKIRAを使用したコラージュ作品)等。

http://www.studiozaide.com/Kosuke_kawamura/information.html

 

【COSMIC LAB(コズミックラボ)】

ダンスフロアから世界遺産までを舞台に、未知なるオーディオ・ヴィジュアル体験を探求する実験室。創造力とテクノロジーを結びつけて、ライブシステムまでもアートとして昇華された祝祭空間では、想像を超えた現実が顕現する。代表的な仕事に「高野山1200年の光」(日本イベントアワード受賞)、カザフスタン万博日本館の特別コンテンツ(独自開発のデバイス「Quasar」を用いたA/Vパフォーマンス)等。ソーシャルディスタンス時代に入り、XR Live Systemの開発を加速させて、新たなライブ体験の創出を試みている。

https://www.cosmiclab.jp/

 

【JEMAPUR】

波形中毒者、電子音楽家、サウンド・デザイナー / コーダー。代表的な仕事に、長編ドキュメンタリー映画「太陽の塔」(関根光才 初監督作品 2018年公開)の劇中音楽、オランダ アムステルダムのDe SchoolとSTUDIO THE FUTUREの協力を得て開催した自身初となるエキジビション“RESONANCE [SYNESTHIESIA | FEEDBACK]”(2019年)。2020年には新プロジェクトAstral Space Labを立ち上げ、ハイパーソニック・エフェクトが発現するサウンドシステムを用いて、音・周波数が知覚・認知活動に対して影響・拡張し得る機能・領域について、非学術的・感覚的なアプローチによる自発的な研究、実験、実践を行っている。

 

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