Roll

アートギャラリー

柿坪満実子+小林さらん 展覧会 「いまや光にすかしても」

会期: 2023年1月13日(金)~ 2月11日(祝・土)13:00-19:00(月曜・休)

場所: Roll  〒162-0824 東京都新宿区揚場町2-12 セントラルコーポラス No.105

TEL: 080 4339 4949(受付 13:00-19:00)

内容:
Rollでは、彫刻家の柿坪満実子と小林さらんの二人展を開催します。近年「時間と⼈の存在の関係」について研究を続けている二人は、コロナ禍を経験した(している)世界において、ウイルス対策の進展に⽐べ、喪失といった精神的苦痛の回復が遅れていることに着目し、作品制作を行なっています。本展では、彫刻という“モノ”を通して、喪失への向き合い⽅を提⽰します。

現代社会において時間は重要な規則です。⼈々は時間に沿って⾏動することで社会の秩序を保っています。ですがそれゆえに、常に時間に追われて何かを失っているようでもあります。私たちの⽇常では⽬まぐるしく時が進み、振り返る余裕もありません。時の流れに紛れて、数々の存在が不可視のまま失われていく現実がそこにあります。その数々の存在とは“モノ”だけではなく記憶かもしれませんし、命そのものであるのかもしれません。本展が、訪れる人々にとってしばしのあいだ⾜を⽌め、喪失へ⽬を向ける機会となることを期待します。現代社会における『休息』となりますように。


プロフィール
柿坪満実子 | Mamiko KAKITSUBO
1993年生まれ。東京藝術大学大学院彫刻専攻在籍。カトリックの家系に生まれ、メダイなどの原型制作に仕事として携わる。「いつか失うこの身体だけでは人が人であることを証明できないのではないか」と考え、死と生をテーマにテラコッタや他素材を用いて彫刻を制作する。2019年に教皇フランシスコ来日記念オフィシャルメダイの原型を製作。主な受賞に2022年「コミテコルベールアワード2022」グランプリ、2021年第24回グラフィック「1_WALL」ファイナリストなど。

小林さらん | Saran KOBAYASHI
東京藝術大学大学院美術研究科在籍。「望郷」を主題に彫刻作品を制作する。「人は不可逆に進み続ける時間の中で訪れたある場所には、その後二度と訪れることができない」と考え、過去の地点での唯一性を忘れないために、そこに生きた人間の眼差し、言語や場所に関わる記憶を彫刻として残す事を目的に制作を続ける。主な展示にKUMA EXHIBITION 2022、芸大アートフェス 2022 など。

 

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〒162-0824
東京都新宿区揚場町2-12
セントラルコーポラス No.105

JR飯田橋駅から徒歩5分
メトロ飯田橋駅(B4b、C1)から徒歩3分

No.105, Central Corporate house,
2-12, Ageba-cho, Shinjuku-ku, 
Tokyo 162-0824 Japan

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