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外部のキュレーション

Kentaro Kumon “Smoke and Steam”

会期: 2025 年6月27日(金) − 7月19日(土)13:00 – 19:00(定休日: 日、月、祝日)

会場: LAG(LIVE ART GALLERY)/ 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 2-4-11 Daiwa 神宮前ビル 1F

Opening Reception: 6月27日(金)18:00–20:00

Website: https://www.live-art-books.jp/lag/

 

内容:
写真家・公文 健太郎の写真展『煙と水蒸気』をLAGにて開催いたします。大学一年生の時に父から譲り受けた「OLYMPUS PEN FT」は、望んでいたものとはまるで違う、ミラーをボンドでくっ付けるくらいの使い古されたオンボロカメラ。写真を撮ったことがない彼が、父にカメラの使い方を教わりシャッターを押してみると、そんなカメラでも目の前の光景がしっかりと写真に写った。

『煙と水蒸気』と題した本展では、2023 年の 1 年間をかけてこのカメラで撮影した膨大な写真の中から厳選し展示、販売。2024 年にRoll(飯田橋)で開催した同展とは異なる構成となります。初めてシャッターを切った日から 25 年。写真を生業にするきっかけとなったカメラで撮影した本作は、唯一の父と唯一のカメラの結託によって、彼と写真を未来に誘 (いざな)った軌跡なのかもしれません。本展に併せ、同タイトルの写真集(初版在庫僅か)を販売いたします。また、会期中にはアーティスト・トークを開催します。どうぞご期待ください。

「 何十年も前に父が同じカメラのファインダ ー(窓)で切り抜いた風景と、僕が切り抜いた風景がどこか似通っていることが嬉しかった。まるでこの1年の写真は、父の目を借りて撮ってきたのか?と思えるほどであった 」 ––– 公文 健太郎(写真集「煙と水蒸気」より一部抜粋)

 

写真集:

『煙と水蒸気』| 2024 年 11 月 4 日 初版発行
著者: 公文 健太郎
翻訳: ロバート・ツェツシェ
デザイン: 宮添 浩司
編集: 藤木 洋介(Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.)
発行: COO BOOKS
印刷・製本: LIVE ART BOOKS
本体価格: 8,800 円(税込) *オリジナルプリント付

 

アーティスト・トーク Vol.1

登壇者: 平松 麻(画家)× 公文健太郎(写真家)
司会: 藤木洋介(本展キュレーター)
日時: 6 月 28 日(土) 15:00-16:30
会場: LAG(LIVE ART GALLERY)ACCESS

 

アーティスト・トーク Vol.2

登壇者: 潮田登久子(写真家) × 公文健太郎(写真家)
司会: 藤木洋介(本展キュレーター)
日時: 7 月 12 日(土) 15:00-16:30
会場:LAG(LIVE ART GALLERY)ACCESS

*アーティスト・トークのお申し込みは両日ともこちらから
*定員制(予約制) 入場料: 1,000 円 / 定員 40 名
*書籍『煙と水蒸気』を会場にてご購入頂いた方は入場無料となります。

 

プロフィール:

公文健太郎 / Kentaro Kumon
写真家。1981 年生まれ。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。同時に「人と自然の接点」をテーマに主に一次産業の現場を取材。日本全国の農風景を撮影した『耕す人』、川と人のつながりを考える『暦川』、半島を旅し日本の風土と暮らしを撮った『光の地形』、瀬戸内の島に起こる過疎化をテーマにした『NEMURUSHIMA』などを発表。最新作として父との関係性を通して一年間をかけて撮影したスナップ写真集『煙と水蒸気』がある。2012 年『ゴマの洋品店』で日本写真協会賞新人賞受賞。2024年日本写真協会賞作家賞受賞。 http://www.k-kumon.net

 

本展キュレーター:藤木洋介(Yosuke Fujiki Van Gogh Co., Ltd.)

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